インド【長距離電車の駅ホームはカオス】良いクラスを選べば移動は問題無し!?
- 2019.06.10
- India(インド)
世界7位の面積を誇る巨大な国「インド」を移動するのに欠かせないのが電車の存在でしょう。
インドの電車と言えば、人が鮨詰め状態(というか、もはやハミ出た状態)の写真を思い浮かべる人も多いはず。
今回の旅行記では、インドらしさがヒシヒシと伝わってくる、駅のホームや電車の写真を紹介します。
当時のパートナーと一緒に旅行をしていたとはいえ、とてもビビりの私にとって「インドの長距離電車で移動」することは、なかなか度胸のいるものだと思っていました。
実際に利用してみて思ったのは、良いクラスの寝台車は思ったより快適だったこと。
しかし、駅のホームはやっぱり”インド特有”のカオスオーラが出ていました。
インドの滞在期間と長距離電車の利用回数
私は2014年の6月から約一ヶ月インドに滞在しました。
デリーにある旅行会社”シゲタトラベル”でほとんどのツアーを組んでもらったので、電車の予約は主にお願いしていました。
(デリーからジャイプールとアグラは車をチャーターして移動。)
インドの寝台電車のクラス
インド滞在期間の中で、夜行寝台列車を利用したのは合計3回。
1.アグラからカジュラホへの移動
(クラスは”THIRD AC”の3A) →約7時間
2.(カジュラホから車でサトナ駅まで行き)サトナ駅からバラナシまで電車で移動
(クラスは”SECOND AC”の2A) →約9時間半
3.バラナシからジャルガオン駅(その後車でエローラ遺跡を見学しアウランガバードへ)
(クラスは”SECOND AC”の2A) →約19時間半
インドを旅行するだいたいの外国人は”2等クラス(2A)”か”3等クラス(3A)”を利用すると思います。
↑この写真のように“2等クラス”は2段ベッドでスペースに余裕があり、3等クラスは3段ベッドでやや狭くなっています。
3等クラス (A3)
私が初めて乗ったインドの寝台電車は「THIRD AC (3A)」と呼ばれる”3等クラス”でした。
3等クラスでは、上段、中段、下段のベッドがあり、中段ベッドは折りたたむことができます。
やはりやや狭く感じるし、見知らぬ人が近くにいるのでちょっと落ち着きません。
2等クラス (A2)
その後、2回利用したのは「SECOND AC (2A)」と呼ばれる”2等クラス”。
2段ベッドなので、スペースに余裕があるし、思ったより快適です。
↓シーツ、まくら、毛布を利用することができます。
バラナシからジャルガオン駅への移動は、予定では19時間半の乗車時間でしたが、数時間遅れてさすがに疲れました。
極力トイレに行きたくなくて我慢していたものの、ほぼ丸一日乗車となると流石に”膀胱のキャパオーバー“となってしまったので利用しました(笑)
インドにしては、そこまで汚くなかったです。
座るタイプの長距離電車
昼間の座って移動するタイプの長距離電車は2回利用しました。
「AC Chair Car / CC」と呼ばれるクラスで、クーラー付きの快適な車両です。
ニューデリーから(黄金寺院で有名な)アムリトサーへの移動の往復で利用しました。乗車時間は約6時間。
なんと食事付きです!
ベジタリアンか、ノンベジタリアンを選ぶことができます。
インドにはベジタリアンの人が多く、ほとんどのレストランでベジタリアンメニューが用意されています。
様々な商品のパッケージに書かれている「緑色の丸いマーク●」はベジタリアンでも食べられるという事を表しています。
こちらは、パック入りのラッシー(ヨーグルトドリンク)。なかなか美味しかったです。
温かいチャイ(インドのお茶)が飲めるように、お湯の入ったポットを提供してくれるのですが、、、
注ぎ口がなかなか汚そう。中に入っているお湯は衛生的に大丈夫なんだろうか。
そんかことを考えながら、チャイが大好きな私はゴクゴク飲んでしまいました。
後日 これが原因なのか、はたまた別の場所で提供された水がヤバかったのか、
下痢と嘔吐に苦しみます、、、(T_T;)
席やご飯は快適だったものの、前の座席に座っていた男性が、座席と座席の隙間から私のことをジーーーーッと凝視し続けてきたこと、、、。
(※フリー素材を利用したイメージ画像です。)
ウザいのでこちらが睨み返しても、効き目無し!
結局お互い見つめ合うという謎の状況になり、私が諦めてしまいました(ー_ー;)
ガン見されるシチュエーションは、実は”インドあるある”で、インド各地で経験しました。
外国人が珍しいのか、振り返ってまで見続けてくるのんです。
女性に対してだけでなく、当時一緒に旅をしていたパートナーの男性も同じ経験をしています。
一緒に写真撮って下さいも日常茶飯事でした。
(インド旅行をした人の多くが経験しているようです!)
インドの長距離電車の駅ホーム
ここからは、インドの長距離電車に乗る前に利用した、駅のホームの写真を紹介していきましょう。カオス感溢れる様子が伝わればと思います。
( ※ 主にサトナ駅(Satoa)で撮影した写真です。)
駅に座り込む家族
まるで、ピクニックを楽しむ家族かのような光景が駅には広がっています。
ランチョンマットを敷いて、ご飯を楽しんだり、
ゴロゴロ寝転がったり、
みんなそれぞれ、くつろいで電車を待ちます。
線路内に普通に立ち入る牛と人
ホームを渡る歩道橋があるにも関わらず、
普通に線路内に立ち入って渡る人々。
この光景は当たり前のように目にしました。
ここでは牛まで線路内にいます。さすがインドですね。。
物乞いをするホームレス
駅のホームには、電車を利用しない人も紛れています。
この男性は、足が悪くなってしまっているようで、座ったまま移動をしていました。
写真には撮れませんでしたが、1.5メートルくらいの距離をあけて、ずーーーっと私の後に付いてくる少年がいました。
まだ8〜9歳くらいの幼い少年なのに生気が感じられず、まるで死んだ魚のような目をしていて怖くなりました。
何を考えているのかわからないような表情をしていましたが、おそらくスキを見て何か盗もうと企んでいたんだと思います。
行方不明者を探す張り紙
初めてこのような張り紙を見たときにはゾワっとしました。
駅などで何度も見かけた、行方不明者を探す張り紙です。
女性だけでなく、男性の張り紙が目立ちます。
どういった経緯で行方不明になってしまうのでしょう。インドの治安の悪さが垣間見れます。
インドはバックパッカー旅行者などの日本人に人気の観光地ですが、油断は禁物ですね、、、。
インドの車窓から
最後に、ニューデリーからアムリトサーへの移動で利用した電車の窓から見た景色の写真を見ていきましょう。
インドの田舎も都会も、ともかくゴミが多くてショックを受けたのですが、車窓からも衝撃的な光景を目の当たりにしました。
こんなにもゴミが積み上がった場所で生活をしている人たちがいるんです。
この景色を見たときの感情はどうも上手く表現できません。
ガッカリするような、悲しいような、悔しいような。
最後に
よくネットで話題になるような、ガン混みの車両ではなかったけど、やっぱりインドは期待を裏切らない!!
電車を普通に利用するだけで、ウザいくらいカオス体験ができました。
インドが大好きになる日本人の旅人って結構いますが、私達は全然好きになれなかったです(笑)
ただ、インドという国の雰囲気は唯一無二だし、実際に行くことができて良かったと思っています。
それから、世界遺産に登録されている建造物の素晴らしさには度肝を抜かれました。
やはり、ハマる人はハマるんでしょうね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
↓インドについて書いた旅行記はこちらもあります。
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10年以上前になりますが、インドに行った時のことを思い出しました。本当に、カオスですよね。(^^;)私も散々な思いをしましたが、何故か、体力があったらまた行きたいな〜と思っています。そうそう、本当に尋常じゃないくらいみられますよね。。笑
Satocomedyさん>
コメントありがとうございます!
色々ヤバいのに、インドには不思議な魅力がありますよね〜(^^;)
いやぁ本当に色々ですねぇ
カオスっていう言葉がぴったりあてはまりますね
でもなんとなく惹かれるのは分かります。
TAMA9さん>
コメントありがとうございます!
そうですね。本当に”カオス”という言葉がピッタリですよね(^^;)